せっかく美容室でかけたパーマも、寝ている間の何気ない扱いでカールが乱れてしまうことがあります。寝る前の数分のケアで、翌朝のスタイルがぐっとキープしやすくなります。
本記事では、パーマヘアを長持ちさせるために寝る前/寝ている間に意識したいポイントを専門家のアドバイスを交えて解説。枕や寝姿勢、ヘアアレンジのコツなど、実践しやすい夜のケア方法をまとめました。
パーマを長持ちさせる寝るときのケア方法
パーマヘアは水分や摩擦に敏感なので、寝る前のヘアケアが非常に重要です。髪を完全に乾かさずに寝てしまうと、枕との摩擦でカールがつぶれやすくなりますし、髪自体もダメージを受けやすくなります。寝る直前には必ず髪をしっかり乾かし、必要に応じて保湿アイテムを使っておくことで、カールの形状を守りやすくなります。以下で具体的なポイントを見ていきましょう。
髪を完全に乾かして湿気を防ぐ
パーマヘアは水分が重くなるとカールが伸びやすいため、洗髪後は髪をしっかり乾かしてから寝ることが基本です。タオルで髪を包み込むように優しく水分を吸い取り、ドライヤーは根元から毛先に向けて風を当てましょう。ドライヤー使用時は近づけすぎず、髪をこすらないように気をつけて乾かすのがコツです。髪が湿ったまま寝ると、枕との摩擦でカールがつぶれたり、寝ぐせがつく原因になります。
もし寝る前の時間が限られている場合は、扇風機や自然乾燥よりも、ドライヤーの冷風や微温風を併用して素早く乾かすほうが効果的です。ただし、根元が生乾きにならないようにし、髪の中心から毛先まで均一に乾かすよう心掛けてください。
ヘアオイルやトリートメントでしっかり保湿
寝ている間に髪が乾燥すると、カールが広がったりパサつきやすくなります。寝る前にはヘアオイルやインバストリートメントで毛先を中心に保湿ケアをしておくのがおすすめです。ヘアオイルは髪表面をコーティングし、水分の蒸発を防いでくれます。毛先になじませるだけで摩擦ダメージを軽減し、翌朝までしなやかなカールを維持しやすくなります。
美容師も寝る前の保湿を推奨しており、乾燥しやすい毛先には特にたっぷりめに栄養分を与える習慣をつけましょう。オイルやクリームは少量でも効果がありますので、つけすぎてベタつかない程度に手のひらでよくのばしてから毛先に塗りましょう。
熱いシャワーで洗わず適温をキープ
熱すぎるお湯(40℃以上)で洗髪すると、髪のキューティクルが開きすぎてパーマのカールが緩みやすくなります。38℃前後のぬるま湯で洗髪するのが理想的です。適温で洗うことで適度に頭皮の油分が残り、髪も健康的に保てます。
また、トリートメントやヘアマスクを使う場合は、十分に時間をおいて髪内部に浸透させてください。すすぎ残しがあると商品が頭皮に残りやすくなるので、洗い流しは念入りに行い、髪に余計な負担をかけないようにします。
寝るときの環境作りでパーマを守る

寝ている間は自分でヘアケアをできないため、寝具や寝姿勢でカールを守る工夫が大切です。枕やマットレス、照明など直接的な髪のケアには関係ないと思いがちですが、実は環境が髪の形状に大きく影響します。以下のポイントを意識して、寝具や姿勢をパーマヘアに優しい状態に整えましょう。
シルクやサテンの枕カバーを使用する
枕カバーには摩擦の少ないシルクやサテン素材を選ぶのがおすすめです。これらの素材は滑りやすいため、寝返りをしても髪が引っ張られにくく、摩擦ダメージを大幅に軽減できます。逆に綿素材などは髪の絡まりやすさや摩擦が大きいため、パーマヘアにはあまり向いていません。
枕カバーは定期的に交換し清潔に保つことも大切です。汚れた枕カバーは髪や頭皮に余分な刺激を与えやすくなるため、週に一度は洗濯して爽やかに保ちましょう。
理想的な寝姿勢は仰向け
パーマヘアを守るには、うつ伏せ寝や同じ側を下にした横向き寝ではなく、仰向けで寝るのが理想です。仰向けで寝ることで髪全体が枕に触れにくくなり、カールがつぶれたり絡まったりするリスクを軽減できます。
うつ伏せ寝は髪が枕に強く押し付けられ、前髪や毛先の形が崩れやすくなります。横向き寝も、長時間同じ側を下にすると髪が偏って圧迫されるためおすすめできません。可能であれば、意識して仰向けで寝る習慣をつけましょう。
枕の高さと硬さを見直す
枕の高さや硬さも、髪への負担に影響を与えます。低すぎる枕は頭が沈み込んで髪が折れ曲がりやすく、高すぎる枕は首に無理な力がかかりやすくなります。適度な高さで首を自然に支えられる枕を選び、髪に余計な負担がかからないよう調整しましょう。
また、あまり堅い枕は髪全体を圧迫することがあるため、髪型を守る上では中程度の硬さのものがおすすめです。寝具全体を見直して、自分の体型や髪型に合った枕を使うこともパーマ長持ちのコツです。
寝具選びでは、枕カバーや寝姿勢の工夫がポイントです。摩擦の少ないシルク製枕カバーを使い、仰向けで寝る習慣をつけると、寝返り時もカールがつぶれにくくなります。またナイトキャップやヘアバンドを併用することで、髪全体がしっかり保護されます。
寝るときのヘアアレンジでカールをキープ

寝ている間もなるべく髪をまとめると、朝のスタイリングがぐっと楽になります。締め付けすぎない程度にゆるく結んだり、まとめ髪にするだけで、寝返りしても髪同士が絡まりにくくなり、カールの形が保たれやすくなります。簡単なアレンジ方法を試してみましょう。
ゆるく束ねたお団子や三つ編み
おすすめは、大きめの三つ編みやゆるめのお団子です。髪を高すぎる位置で結ぶと根元が伸びやすいので、少し低めの位置で束ねましょう。毛先を三つ編みにしたり、トップでお団子にすることで、髪がまとまって寝返り中も絡みにくくなります。ゆるめにまとめることで、カールにほどよいキープ力を与えつつ、束ね跡がつくのを防げます。
ゴムやヘアバンドは緩めに
髪を留めるときは、ゴムやヘアバンドをきつく結びすぎないように注意しましょう。締め付け過ぎると後で跡が残り、カールが歪んでしまいます。大きめのシュシュやヘアバンドを使用し、髪を軽く留める程度にとどめるのがポイントです。バナナクリップなども摩擦を抑えるために使いやすいアイテムです。
ナイトキャップやシュシュを活用する
就寝時にナイトキャップ(ヘアバンド)や大きめのシュシュを使うのも効果的です。特にシルクやサテン素材のナイトキャップは、髪全体を包み込むため寝返り時の摩擦ダメージを大幅に軽減できます。使用時は髪を軽くまとめてからナイトキャップをかぶると、よりカールが崩れにくくなります。
避けたいパーマ持続のNG習慣
パーマを長持ちさせるためには、夜間だけでなく日常のちょっとした習慣にも注意が必要です。特に寝るときにやりがちな以下の行動は、カールの持ちに悪影響を与えるため避けましょう。
髪を濡れたまま寝るのはNG
前述のとおり、濡れたままで寝るとパーマのカールが重みで伸びてしまい、翌朝には形が崩れています。枕と髪の間で雑菌も繁殖しやすく、頭皮トラブルの原因にもなりかねません。必ずお風呂上りは髪を完全に乾かしてから就寝しましょう。
熱すぎるシャワーで洗わない
熱いお湯での洗髪は髪と地肌を乾燥させ、パーマが取れやすくなります。繰り返しになりますが、38℃前後のぬるめのシャワーで洗うように心掛けましょう。熱を抑えるだけでもカールの持ちはかなり変わります。
髪を強くこすって乾かさない
タオルで髪をごしごしこすって乾かすのも避けたいNG行動です。摩擦によってキューティクルが傷つき、カールが広がりやすくなってしまいます。濡れた髪はタオルで包み込み、ポンポンと優しく押さえるように水分を取るのが正しい乾かし方です。
うつ伏せ寝や横向き寝で圧迫しない
うつ伏せ寝や横向き寝を長時間続けると、髪が枕に強く押し付けられてカールがつぶれやすくなります。パーマヘアはなるべく仰向けで寝ることを心掛け、無理に横向きになりにくい枕の位置調整なども検討しましょう。
まとめ

パーマヘアをしっかり長持ちさせるには、夜間のちょっとした工夫が欠かせません。寝る前には髪を完全に乾かし、ヘアオイルなどで毛先を保湿してから眠るとよいでしょう。枕カバーにはシルクやサテン素材を選び、仰向けで寝ることを習慣にすると、寝返りによる摩擦や圧迫を抑えられます。
また、髪をまとめる際はゴムやヘアバンドを緩めに使い、ナイトキャップなどのアイテムを活用するのも効果的です。これらのナイトケアを継続すれば、翌朝もサロン帰りのような美しいパーマスタイルをキープできるはずです。