筋トレ中にお菓子はNGと思い込んでいませんか?実は、食べ方や種類によっては筋トレ中にも甘いものを楽しむことができます。本記事では、筋トレ中のお菓子を上手に取り入れる方法を紹介します。
食べるメリットや注意点、おすすめのお菓子・避けるべきお菓子、食べるタイミングまで、最新知見を踏まえてまとめました。素朴な疑問に答えながら、健康的な筋トレライフを送りましょう。
目次
筋トレ中にお菓子を食べても大丈夫?
筋トレ中は甘いものを控えた方がいいと思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。適量であれば、お菓子でも筋トレのサポートに役立つ場合があるからです。例えばトレーニング後はグリコーゲン(筋肉のエネルギー)の回復が必要なため、糖質を含むお菓子が役立つこともあります。
重要なのは食べ方とバランスです。食べる量や栄養素を見極め、3食とのバランスを崩さないようにすれば、筋トレ中でもお菓子を賢く取り入れられます。次のセクションで詳しく解説していきます。
補食としてのお菓子の役割
お菓子を筋トレ中の「補食」として捉えると、3食で不足しがちな栄養を補う助けとなります。例えば筋肉を修復・強化するタンパク質は一度に多くを摂りにくいため、プロテインバーやゆで卵のように高タンパクなお菓子で補給すると効率的です。
また、バナナや干し芋など低GIの食品は良質な炭水化物とビタミン・ミネラルが豊富で、運動後のエネルギー補給と栄養補助の両方に役立ちます。
筋トレ効果に与えるお菓子の影響
お菓子に含まれる栄養素によって筋トレへの影響は変わります。たんぱく質や適度な炭水化物を含むお菓子は筋合成を助けたり、エネルギー補給に役立ちますが、過剰な糖質や脂質ばかり摂ると体脂肪の増加や血糖値の急上昇につながるため注意が必要です。
特に加工度が高く栄養価の低いスナック菓子(ポテトチップスなど)や甘いお菓子は「エンプティカロリー」が多く、筋肉の材料になる栄養素が少ない点に気を付けましょう。
過剰摂取を防ぐポイント
お菓子を食べすぎるとカロリーオーバーとなり、筋トレの効果を打ち消してしまいます。目安として間食は1日合計で200kcal程度に抑えましょう。
また個包装のお菓子や小分けのナッツ類などを選ぶと、摂取量をコントロールしやすくなります。食べる際はゆっくり噛むことで満腹感が得られ、無意識の過食を防げます。
筋トレ中のお菓子のメリットとデメリット

筋トレ中にお菓子を摂るにはメリットとデメリットがあります。メリットは精神的な息抜きになることや、間食でたんぱく質・エネルギー補給ができる点です。一方デメリットは、選択を誤ると肥満や栄養バランスの乱れにつながる危険があります。
メリット | デメリット |
---|---|
ストレス緩和や集中力維持に役立つ 必要な栄養素を補給できる |
カロリー・脂質過多で脂肪増加の原因に 栄養不足になる危険性 |
お菓子を食べるメリット
筋トレ中のお菓子は、ストレス解消や集中力維持に役立つメリットがあります。甘いものを適量に楽しむことでモチベーションを保てば、トレーニングを無理なく継続できます。補食として取れば、食事で不足しがちな栄養素を効率よく補給することもできます。
お菓子を食べるデメリット
一方、食べ過ぎや栄養の偏ったお菓子はデメリットとなります。糖質・脂質が過剰になると体脂肪が増え、筋肉づくりどころか逆効果になる可能性があります。また、チョコレートやスナック菓子など栄養価の低いものを常習的に食べると、ビタミン・ミネラルが不足しやすくなるので注意が必要です。
メリット活用とデメリット回避の方法
メリットを活かすには、お菓子を「補食」として賢く選ぶことが大切です。高タンパク・低脂質の間食(プロテインバー、ゆで卵など)や低GI食品(果物、ナッツ類)を選び、食べすぎないよう量を調整します。
また、食前・食後のタイミングを工夫すればインスリン分泌を抑えつつエネルギー補給でき、脂肪増加リスクを下げられます。
筋トレ中におすすめのお菓子・間食

高タンパク質の間食例
- サラダチキン(鶏むね肉):100gあたりタンパク質約25g、脂質1g未満で効率的に補給できる。
- ギリシャヨーグルト:100gにタンパク質約10g、カルシウムや乳酸菌も豊富。
- ゆで卵:1個でタンパク質約6g。満腹感が高く、間食にぴったり。
低GI・低脂質のおやつ
- 果物(バナナ・りんごなど):果糖や食物繊維が多く、運動後の回復に。GI値の低い干し芋もおすすめ。
- おからクッキーやプロテインクッキー:砂糖不使用でGI低め、食物繊維も摂れる。
- ミックスナッツ(無塩):良質な脂質と食物繊維、ビタミンEが豊富で腹持ちがよい。
食物繊維・ビタミン豊富なおやつ
- 野菜スティック:にんじんやブロッコリーなどはビタミンや食物繊維が豊富。
- フルーツ(キウイ・イチゴなど):ビタミンCやカリウムが筋肉疲労回復をサポート。
- ドライフルーツ(砂糖無添加):噛みごたえがあって満足感が高く、ミネラル補給に◎。
コンビニで買える簡単アイテム
- ゆで卵:コンビニで手軽に買えて、タンパク質と良質な脂質を補給できる。
- サラダチキン:多くのコンビニで購入可能。低脂質高タンパクでトレーニー定番。
- プロテインバー:コンビニオリジナル品も増えており、糖質控えめのものを選べば効率的。
筋トレ中に避けたいNGなお菓子
高脂質・高糖質のスナック菓子
ポテトチップスや菓子パンなどスナック類は高脂質・高カロリーで、少量でも多くのエネルギーを摂取しがちです。糖質も多く含まれるため、運動していないタイミングで食べると体脂肪増加につながりやすいので注意が必要です。
砂糖たっぷりのケーキや菓子パン
ケーキや菓子パンなどはバターや砂糖が大量に使われ、GI値が高く血糖値を急上昇させます。インスリン分泌が増えると脂肪蓄積が促進され、筋トレの成果を妨げる恐れがあります。
清涼飲料水やゼリーなど甘味飲料
清涼飲料やスポーツドリンク、ゼリー飲料など液体の甘味飲料は糖分が非常に多く満腹感が得にくいのが特徴です。また人工甘味料入りの製品は血糖値を上げませんが、甘味だけが脳に働きかけて食欲を増進させる可能性が指摘されています。
筋トレ中にお菓子を食べるタイミングと量

トレーニング前後のタイミング
筋トレ前(30〜60分前)に糖質中心のお菓子を少量摂ると、運動中のエネルギー切れを防げます。トレーニング後30分以内は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、このタイミングでタンパク質と炭水化物を合わせて摂る(例:おにぎり+プロテインドリンク)と筋肉の修復とエネルギー回復を効率よくサポートできます。
1日の間食量の管理
間食は1日の摂取カロリーの10〜20%に収めるとバランスがとりやすいとされています。具体的には間食を1日合計200kcal程度までを目安とし、残りのカロリーを食事で補うように計算しましょう。あらかじめカロリーを決めておけば、無意識な食べすぎを防ぎやすくなります。
就寝前の摂取は控えよう
寝る直前にお菓子を食べると脂肪燃焼に必要な成長ホルモンの分泌が抑制されるおそれがあります。さらに血糖値の変動により脂肪が合成されやすい状態になるため、就寝2時間前までに間食を済ませ、就寝前は控えるのが賢明です。
まとめ
筋トレ中にお菓子を食べることは、量と種類を守れば決して悪いことではありません。高タンパク質・低脂質な間食や適切なタイミングでの糖質補給を活用すれば、トレーニング効果をサポートすることができます。
ただし、お菓子にはカロリーや糖質の高いものが多い点には注意が必要です。本記事で解説したポイントを参考に、自分に合ったお菓子の取り入れ方を見つけ、筋トレと間食を上手に両立させましょう。